3連休が終わろうとして、僕も軽くサザエさん症候群ってな感じだ。
だって、プライベートでヤリたいことがなかなか出来なかったからね。
もっと時間が欲しい!
「残業代ゼロ法案」
それは仕事をやっている時も思んだよね。
で、そう思いながら残業になるってヤツでさ。
そんな残業を巡って、何だかここ数ヶ月騒がしくなったよね。
来年の通常国会に労働基準法改正案として提出すると言われている「ホワイトカラー・エグゼンプション」、いわゆる
「残業代ゼロ法案」
を巡ってね。
ま、自民党一色な国会、色んな法案が淡々と成立しているワケだから、サラリーマンがデモを起こさない日本では、十中八九法案は成立するわけだろうよ。
残業代稼ぎ?
いくら働いても、残業代が出ないこの法案を巡るネットの住民の反応は、
「ブラック企業がもっとブラックになるので、反対」
「残業代稼ぎの連中が多いから、賛成」
ってな意見が目立つ。
「ブラック企業がもっとブラックになる」。
これはそうなるよね。
っていうか、ブラック企業は現時点でも残業代なんぞ支払っていなかったりするんだけど、それを大手を振って「払ってない」と言えるんだから大賛成だろうよ。
今のところ「1000万円以上」やら、「将来の幹部候補生」(何だそりゃw)やら色んな線引きが議論、検討されていてワケが分からんけど、どちらにしても、まず絶対に将来的にそんな制限なんて外れるよ。
「残業代稼ぎの連中が多いから、賛成」という意見。
これは、確かにこれまで働いてきた職場でも思い当たるフシはあるよね。
っていうか、「何であの人こんな時間まで残ってんの?」みたいな。
でも、これ、マジで仕事やっている人にとっては、そういう連中と混同されるから大迷惑だったりするわけだ。
早く帰る≒優秀?
ハッキリ言えばいいじゃん!
この法案を後押しする考え方として、ここ数年来で、世間で良く言われている事に、「早く帰る≒優秀」というナゾの意見がある。
「残業をよくする人は効率が悪い仕事をしているから、会社としては評価しない」という人事部覆面座談会のような記事が、オヤジ好みの雑誌や「日経アソシエ」的な「デキる若手」(?)が読むWEBサイトや雑誌に良く載っているよね。
あれ、絶対、情報操作の一環に違いないよ。
それと、ワークライフバランス的なコトについて情報発信してメシを食っている、評論家・分筆家の連中のメシのタネとかね。
そもそもさ、非難覚悟で書くと、「実現する系」の仕事をしている人には、「効率」も「へったくれ」もねーんだよ。
様々な企画をして、胃が痛い調整を日々行って、締め切りまでに、その実現に邁進するようなストレスフルな部署で仕事についている人とだよ、机にずっと座っていて左から右に書類を流すような定型的な部署で仕事についている人ってさ、そもそもが仕事の中身が違うわけでさ。
前者は時間がいくらあっても足りないわけだ。
だって、締め切りがあるし、相手は自分じゃ調整がつかない社外の人だったりするわけだから(まぁ社内の人でも調整がつかなかったりするけどw)。
キツい言い方をすれば、「マックジョブで優秀なんて可笑しくね?」ということだ。
それを十把一絡げに、「早く帰る≒優秀」っていうのは、ヘンなんだよね。
ハッキリ言えばいいじゃん、「残業代払いたくねーから」ってさ。
でもさ、多分「残業代ゼロ法案」が成立して施行されたら、絶対に会社はこう言うぜ。
「もっと働いて、もっと成果上げろ」
ってね。
「日本の労働生産性の低さ」を利用する輩
あと、効率という意味で、政府に尻尾を振っている連中が引き合いに出すのが、OECDによる労働生産性調査のランキングだ。
「日本の労働者は、欧米に比べて生産性が低い」なんか言っているけどさ。
ああいった調査なんて、その国の産業構造なんて、なんの考慮もしていないわけだ。
このランキングを利用している連中には、IT業界や、何とか総研やら何とかコンサルもあるよね。
ちょっとググれば、そんな連中が書いている記事が出てくる。
で、当社のシステムを利用すれば効率的になって超時間労働が減る・・・とかね。
と、まぁ色々書き散らかしたけど、僕は仕事も好きだけど、休みも出来るだけ欲しいわけでさ。
仕事ばかりしていると、過労死して死んじゃうからさ。
腹が立つのは、そんな僕ら労働者の意見を無視して、時間も金も収奪しようとする、権力に対して尻尾フリフリの吸血鬼たちでね。
さぁ、この場で愚痴ったことだし(w)、明日から2週間ぶっ続けで仕事、頑張ろう!
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