直近の土曜日、僕はほぼ地元の江古田界隈で「エネループ」という充電が出来る乾電池を探していた。
撮影用LEDライトの電源が乾電池で、2本ばかり誤って捨ててしまったからだ。
でも、コンビニにも無いし、スーパーにも無いんだよね。
いきつけの有楽町や池袋のビックカメラには、山ほど置いてあるのに。
充電が出来る乾電池で地元のお店に置いてあったのは「エボルタ」という乾電池だ。
結局僕は「エネループ」を池袋のヤマダ電気で購入した。
この商品名が違う、この充電式の乾電池。2つとも、パナソニックの商品だ。
店頭での圧倒的なシェアに驚き
僕はこれまで、店頭で意識して乾電池を見たことが無かった。
というのは、僕はここ数年イケアで乾電池をまとめ買いしていて、不自由したことが無かったからだ。
それが使ううちに順次切れてきて、何だかいちいち買うのも勿体ないと思って、充電できる「エネループ」を書い足してきたのだ。
でも、この機会に、地元のコンビニやスーパーでまじまじと乾電池を見ると、その圧倒的な「見た目のシェア」に驚く。
一部のPBブランドを除いて、どこのお店に行ってもパナソニックの「エボルタ」だらけなのだ。
一つの会社に乾電池のブランドが2つ
「エネループ」も「エボルタ」もパナソニックのブランドだ。
元々「エネループ」は三洋電機のブランドだったが、子会社化後にパナソニックブランドになった経緯がある。
でも、僕にとっては、というか大部分の人にとって充電池≒「エネループ」ではないだろうか。
それもそのはず、こちらの記事によると、エネループのシェアは6割だというのだ。
市場の状況をみると、現在、EVOLTAの市場占有率(シェア)は約35%。これに対して、eneloopは60%を超えるシェアを獲得している。引用元: パナソニックが「エネループ」ブランドを存続させた理由 – eneloopを残すのはパナソニックとってプラス 日経トレンディネット
だから、パナソニックも「エネループ」というブランドを存続させざるを得ないということだ。
意地を見せるのか、それとも・・・
今年初めの少々古い記事だが、三洋電機はパナソニックへの吸収合併へ着々と向かっているようだ。
パナソニック子会社の三洋電機が、2月にも同社従業員の早期退職を募集することが7日、明らかになった。
引用元: 「三洋」合併へ最終段階…早期退職500人募集へ : ニュース : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
このような中では、すいません、失礼な言い方になるけど、三洋出身者の方々はいわゆる「負け組」ということなのでしょう。
僕が昔、ちょこっと取材していた銀行の合併なんかでは、対等合併は余り無い。
それは合併比率に始まり、合併後の役員数にも如実に表れる。
マジで対等を目指すと、妙ちきりんな「たすき掛け人事」が必ず行われるもの。
そんなおかしな状態を解消して本当に融和するには、合併後に入社した社員達が組織の中枢を担う時期が来る時しかないよね。
そんな中で、優等生の「エネループ」をはじめとする三洋電機の電池事業。
こんな記事を見ると、
今年10月、パナソニックの車載用電池事業の技術責任者が、そんなあいさつを同僚や上司にした後で姿を消した。
引用元: 消える三洋出身のキーマン パナ電池事業で人材流出危機|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン
どうやら冷遇されているようだけど、「エネループ」を残した意地を見せて欲しいね。
僕もヘビーユーザーなことだし。
最新情報をお届けします
Twitter でheavenjunをフォローしよう!
Follow @heavenjun