お仕事

絶対に侮れない会社という「器」


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昔から時々、「俺は独立して食っていくことができるのではないか?」と、ふと思うことが良くあった。
「俺はこれとこれがデキるし、これを全て自分で請け負ったら・・・その金全部丸儲けじゃん!」みたいなね。
今でもふと思うぐらいだ。
若いうちは一発かまして、ダメだったらやり直すで良かっただろう。
でも、もはや若くない僕の場合、キッチリと準備して船出しないと、取り返しがつかなくなるんだよね。
こんなことを改めて思ったのは、今日、会社をやっている友人と久々にお茶したからなんだけどさ。

「実力」だけじゃ稼げない

僕の友人には脱サラして会社や個人事業主をやっているヤツが結構多い。
と、いうか親しい友人に限れば、サラリーマンをやっている方が少数派だ。
で、彼らは口々に言うのだ。
「いいなぁ、サラリーマンってさ」。
今はもうそんな甘ちゃんじゃないからそんな事は言わないけど、昔の僕はよくこう言い返していた。
「いいじゃん、自分の実力のまま、カネがマルマル入るんだからさ。ホント俺たちサラリーマンは会社に搾取されているんだからさ」などと、ガキのようなことを言うわけで。
で、決まって相手はこう言い返すのだ。
「何寝言言ってんだよ、実力なんかカネを生み出す要素が10あったら1だっての。残り9はハンパないぐらいかけずり回って頭を下げる。それで始めてカネが入ってくるんだっつーの」

営業と信用力

そのハンパないぐらいかけずり回るというのは、言うまでもなく「営業」のことを指すわけだ。
世の中の大部分の人は、ワケの分からん輩が起こしたビジネスの相手なんぞしているヒマは無い。
第一、すでにそれは既存のサービスやモノだったりするわけで・・・っていうか、大部分がそうだったりするわけだよね。
そうすると、何で既存のものとの差別化を何で図るのかと言えば、製品か?価格か?立地か?販促か?
・・・なんてマーケティング・ミックス云々だのカッコいいことを言ってられんのは、呑気な学生さんか学者さんだけだ。
一本どっこでビジネスを実践しているもんにとっては、そんな寝言を言っているうちにすぐに資金ショートだ。
「まずは動け、そして直に客に会え」とみんな口を揃える。
ネットビジネスだったら人に会わず、頭を下げずカネが入ってくるじゃんと思いきや、そんな濡れ手に粟なんて世の中に殆ど存在しないとネットを生業にしているヤツらは否定する。
個人を相手にするネットビジネス、例えばアフィリエイト的な類いのものであっても、何らかのレバレッジを効かせなければ普通の人ではこづかい程度、絶対に儲けにはならないという。
徒手空拳でアフェリエイトやって儲かるのはトップクラスの芸能人ぐらいらしい。
話はそれたが、「直に客に会う」理由、それは「信用力」が無いからだという。
そして、その「信用力こそがカネそのもの」だとみんな口を揃えるのだ。

パねぇ既存の会社の信用力のパワー

当たり前っちゃ当たり前だ。
世の中の大部分が既存のモノやサービスで埋め尽くされているんだから、「すごいもの、創りました」と言っているワケの分からん馬の骨からモノやサービスを買うはずは無いわけでさ。
先に挙げたトップクラスの芸能人がアフィリエイトなんぞで儲かるというのは、そのブログやサイトなりに集客力があるからだ。
集客力というのは裏を返せば、信用力だ。
それが無いなら、直に客に会って顔を売る、つまり信用力をひとつひとつつけていくしかない。
その意味で、会社のトップ自ら、もしくは個人事業主が行う営業という行為は「自分や自分のビジネスに信用力をつけていく行為だ」と言っているヤツもいた。
そんな面倒くさいことをやりたくないって?
それを代行してくれているのが、あなたも僕もが勤めている会社なんですって!

「ぬるま湯に浸かっていていいねぇ」に反論できず

「独立して数年の経営者個人がやる営業と、創業ウン十年の会社の役職員がやる営業は全く別物だ」と独立している友人達は口を揃える。
彼らは言う。
「(創業ウン十年の会社の営業は)その商品やサービスさえ営業すればいいから超楽だ。俺は会ってくれたら必ず買わせる。会ってくれているのに買わせることが出来ないなんて論外だ」とも。
それが、会社のトップや役員であろうと、末端の社員だろうと、本質的には変わりゃしない。
創業ウン十年の会社の社員という信用力があるからこそ、人はほぼ無条件に会ってくれるのだ。
例えば、前職で記者をしていた頃、地方に取材にいくと言うと先輩が「ついでに周りの金融機関のトップか役員に挨拶に行けば?」と言う。
「えー、アポ無しで??」と思って、実際に行くと会ってくれた。
それもこれも、名刺の威力そのものであって、僕に対して会ってくれたワケじゃ無いのだ。
旧大蔵省の肝煎りで設立された由緒正しき絶大な信用力がある団体の社員だからだ。
「それ、お前、勘違いするなよ」と諭してくれた素晴らしい先輩もいたっけな・・・。
ということで、その名刺、すなわち信用力が無いと、モノを買うどころか会ってさえもくれない
一方で、前々職のベンチャー企業でほんのチョッピリ営業をしていたことがあるけど、会ってくれるまでが大変のなんのって。
スタートラインがそもそも違うんだよね。

僕はそのベンチャー企業以外では創業ウン十年の会社に勤めてきた。
今の会社もそうだ。
そんな僕に酔っ払って、「能戸君よ、君ら勤め人はぬるま湯に浸かっていていいねぇ」というヤツもいたけど、全く反論できなかった。
そりゃそうだ。
僕ら勤め人は酒に酔って、翌日二日酔いで多少仕事にならなくても給料日には会社という偉大な装置からキャッシュが入るが、彼らは仕事にならなかったらキャッシュは一銭も入らない。
彼らにとっては、まさに食っていけない、死を意味するのだ。
マッキンゼーや、ゴールドマン・サックス云々のエリート・サラリーマンたち(笑)がどういうわけか誇らしげに本を出すのが数年来のブームだが、所詮、会社という装置の優秀な飼い犬に過ぎないと思う。
いくらハードワークだ何だと言っても、そんな死と隣り合わせでやっている彼らと僕ら飼い犬とでは、性根そのものが違うのだ

さて、僕もこの侮れない会社という「器」を最大限に活用しつつ、いざ!という時に備えて真の営業力をつけないとな。

 

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能戸 淳

投稿者の記事一覧

北海道出身、金融界周辺に漂い十数年、
ですがその匂いが全く感じられないといわれます。
金融絡みの内容は書きません。中身はアラフォー関連のライフスタイル中心です。
なるべく楽しいエントリで埋め尽くしたいのですが、人間ですので辛口になることが多々あります。ご容赦をw

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