前エントリーにも書いたが、
レストランに行くと、かなりマトモと言われる所でも「どうなっているの?」と思うことが少なくない。
俺の勝手な持論だが、レストランのホールスタッフは、企業で言う「営業マン」だ。
顧客接点はホールスタッフだけが持てる特権であり、味以前に、その善し悪しで足が遠のくことが少なくない。
一方で、レストランにおける商品製造部門はキッチンであろう。
そこでは、味の探求が常になされているハズなわけだが、
どういうわけか、
料理(≒商品)美味い店は、ホールスタッフ(≒営業マン)の質も高く感じる。
逆もしかりだ。
ホールスタッフ(≒営業マン)の質が高い店は、料理(≒商品)が美味く感じる。
のだ。
これって、企業の場合も同じ事が言えるのではないだろうか。
やはり、ダメな営業マンに売り込まれると、その商品はヘボく感じる。
気遣いと愛嬌があって、商品知識があって、トークが美味くて、企画力がある、営業マンなら、誰しもがその商品を買うのではないだろうか。
レストランに置き換えれば、パーソナル・スペースを考慮して席を案内し、笑顔と愛嬌がある接客をし、料理に合った酒を提案し、注文に迷う顧客にオススメの料理を勧める・・・という感じだろうか。
逆なら、俺は二度とその店には行かない。
一方で、キッチン、企業で言う商品企画・製造部門だ。
ここには、どんな業種でもカン違い野郎が多く感じる。
これまでの職場全てがそうだったし(詳細はお世話になった会社ばかりなので言えませんけどw っていうか、俺も前職はそうだったりしてw)、友人・知人からも良く聞く話だが、思い込みで仕事をするような連中が多い。
要は、
顧客無視の職人気質
を金科玉条のごとく守り続けるヘボ野郎が多い。
言うなれば、小役人、という言葉が相応しいヤツが非常に多い。
思い込みが強ければ独立して仕事しろと言いたいところだが、そこまで極端にホネがあるヤツは意外にも商品企画・製造部門でもフレキシブルで「デキるヤツ」だったりする。
話がそれたが、営業マンが企業存亡のカギを握る、その重要性は、
企業としての顧客接点であると同時に、
このような商品企画・製造部門の連中に世の中や顧客の声を伝えるという重要な役割を担っているから。
と俺は思う。
結果、レストランで言えば、
ホールスタッフが適切な接客をし顧客の声を吸い上げ→キッチンで新商品を企画・最高品質の料理作り
という循環が好ましい。
この両輪がずれると、その店はアウトだ。
ということで、さっきまで、この本を読み返していた。
うーん、マジで良い本だなこれは(ステマじゃないです。悪しからず)
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